2月11日:NHKスペシャル“魚の町”は守れるか~ある信用金庫の200日~のまとめと感想

NHKスペシャル、“魚の町”(気仙沼)は守れるか~ある信用金庫の200日~を見てきました。

 地元信用金庫(気仙沼信用金庫)が、被災の水産加工会社や造船会社等、基幹産業の根幹を成す企業を潰さないよう、引いては気仙沼ブランドを消さないよう尽力を尽くしている内容です。

 何もかも流失した被災企業から、工場再建のために頼られる何億という費用。震災前に企業がつきあっていたメイン銀行からは、震災前から借金があったこともあり断られる状況。最後に頼ったのが地元信用金庫。

 銀行と信用金庫の大きな違い。

 信用金庫は大企業や営業地域外の企業・個人には融資ができないという制限があること。これは「地域で集めた資金を地域の中小企業と個人に還元することにより、地域社会の発展に寄与する」という信用金庫の目的のためである。(Wikipediaより)

 担保がなく高額の再建費用を頼ってくる事業主に対して信用金庫が持つ気持ち。それは「似たようなケースが今後必ず増えてくる。この企業を見放したら他の企業もきっと救えない。(担保がないからと、基幹産業を支える企業を相次いで)見放すことは地元信用金庫としての存在意味がなくなってしまう。気仙沼のブランドを消すわけにはいかない。」苦悩を抱えながらも覚悟を決めたような表情で、このような内容を言っておられるのが印象的でした。

 一見不可能に見える担保がない何億という再建費用の相談。それでも諦めず日本政策金融公庫や信用保証協会、国の補助金等、あらゆる支援を活用し、少しでも自分達(信用金庫側)のリスクを減らすことで融資を可能にしようと努力する姿には感銘を受けました。

 「工事が終わった後に支払われる国の補助金」に対しても、工事が完成するまでの運転資金は信用金庫で建て替えです。他には銀行と被災企業、信用金庫の間で色々トラブルがあったのですがそこは割愛します(汗)

 ※番組だと明らかに銀行が保身に走ってる様子が伝えられたのですが、銀行側の視点で番組作るとまた違った面が見えてくると思うので控えておきます。ただ、印象的には銀行はリスクを信用金庫に押し付けすぎじゃないかと憤りを覚えずにはいられませんでした。

 普段のニュースで報道される被災工場の操業再開。「経営者の再建への思い」、「地域のために」、「お客様の励ましの声に応えて」、よくこのように報道される経営者の再建への想い。この「想い」を肝心の資金繰りの面で支えている地元信用金庫の存在。被災地の復興にとってなくてはならない存在だと実感した番組内容でした!

追記:気仙沼信用金庫のHPはこちら
住所:宮城県気仙沼市八日町二丁目4-10

こちらのマップの検索窓に住所検索したら場所が表示されます。
※ 場所が表示された後にマップ左にある人形アイコンを気仙沼信用金庫周辺にドラッグ&ドロップしたら実際の建物が見れます。

被災地の現状ページへ
 

This entry was posted in 未分類. Bookmark the permalink.

4 Responses to 2月11日:NHKスペシャル“魚の町”は守れるか~ある信用金庫の200日~のまとめと感想

  1. ゆきんこ says:

    銀行の自己保身を正当化したらアメリカの二の舞。

    地銀こそ震災復興に一番に力を入れるべきであるはずが、リスクのあるものに貸せない、信用金庫に押し付けて返せという。

    七十七銀行か仙台銀行かは知らないが、そんな銀行しかない宮城の被災者はかわいそうだね。

    早くそんな銀行に預けている金はおろして気仙沼信金に預けなおすべきでは?

    NHKでなかったら銀行名まで出したと思うが、逆に民放ではあれほどの番組は作れない。

    そういう意味では気仙沼信金を取り上げたNHKをたたえたい

  2. フカヒレ好き says:

    公庫が来るまでの間、信用金庫の人が会議室を掃除を始めました。掃除をしたところできれいになるとは思えない、古そうな建物(失礼!)なのですが、掃除でもしないと居ても立ってもいられない気持ちがいたたまれませんでした。なぜ掃除をしたのか。それは被災し、融資を受けないとやっていけない企業の社長の気持ちを充分理解していたからだと思います。
    銀行員というと、とかくハゲタカ的な血も涙もない人間と思ってきましたが、そうではない人もいたことに感激しました。そうした信用金庫の人に対し、ハゲタカ的なメインバンクの人がいたことに呆れたことも事実です。

  3. chisen says:

    気仙沼使用金庫の人たちの熱い想いを見てじっとしていられない気持ちになりました。
    「自分に何かできることはないのだろうか?」と思い、いろいろなサイトを訪ね、このサイトに出会いました。
    ゆきんこさんのコメントを参考にこう考えました。
    私は秋田県在住ですが、できるだけ多くの人達に呼びかけて気仙沼信用金庫に預金口座を開設し、今ある預金の一部をそちらに移してやったらいくらかでも地元の再建資金に回す資金の足しにならないものかと。
    信用金庫は『地域で集めた資金を云々』とありますがどうでしょうか、可能でしょうか?
    こういうことに詳しい方がおられたら具体的な方法を教えていただければありがたいです。

  4. 地元を愛する宮城県民 says:

    今回のメインバンクは宮城県に本店のある銀行ではなく、
    岩手県に本店のある銀行らしく、気仙沼の経済界の上層部は把握しているらしいが、
    一般的には宮城県内の銀行と思ってしまう…

    これで預金が下ろされたりしたら、マスコミによる風評被害…
    岩手県の銀行自体の被害も大きかったとはいえ、
    誤った印象を与えることでの宮城県内への影響は結構大きいかもしれない…

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>